私が、歯科医師になり　35年以上の月日が流れました。
その中で、大きな変化は、子供のお口の中とお年寄りのお口の中かもしれません。
その中の、子供のお口の中に関して、お話しします。
私は、グリーン歯科を開設して　31年目になりますが、長崎大学歯学部卒業間無しの
36年前から、古市グループの運営する、古市学園道伯幼稚園の園医を36年間しています。
36年前の道伯幼稚園は、三重県一のマンモス幼稚園で、一か所に600名以上の園児さんを
預かっていました。その園児さんの歯科検診を、歯科医師私一人で行っておりました。
正直、お子さんのお口の中は、虫歯だらけで、それを一本づつ読み上げていくので
600人終わるころには、声が枯れてしまうほどでした。
しかし、最近は、若手の先生が手伝ってくれることもありますが、見た瞬間に、虫歯が無いとわかるお子さんが
95％以上の気がします。それだけ、虫歯は減ってきました。
その分、他の問題が多くなってきています。それは「お口ポカーン！」です。
正直、八割のお子さんが、お口ポカーン！すなわち口呼吸をしていると思われます。
お口ポカーン！口呼吸だと、子供のころから、健康状態、顎の成長、歯並び、お顔の形など、様々な弊害が
起こってきます。また口腔機能が弱い方は、若いとこはあまり感じないのですが、
ご高齢になり、少し弱って来られた時に口腔機能も低下して、オーラルフレールが、起こる場合が高くなります。
先月、このような、お口の健康のお話を、道伯幼稚園の御父兄300名、みづきが丘道伯幼稚園の御父兄300名に
たいして行いました。内容は、次回からお話しします。